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何かを買ったり作ったりする時によく耳にする【適正価格】という言葉。
なんとな〜く意味はわかりますが、いざ説明するとなるとどういう意味になるでしょうか・・・

適正な価格 → 適正な値段 → ちょうどいい値段

そう!
何かを買ったり作ったりするのにちょうどいい値段のことですね。
でもちょっと待って!
「何がどうちょうどいいの???」





この辺がなんとも曖昧な表現ですよね〜〜〜。


「当社は、適正価格でご提案しています。」という広告の文字。
言い換えれば、
「当社は、ちょうどいい値段で売ってます」となります。
ん〜〜〜わかるような、わからないような(笑)


たとえば、こういうことです。

・商品の品質は悪いが、値段は安い
・商品の品質は高いが、値段もそれなりに高い
・商品の品質はほどほどで、値段もほどほど

これ、ぜ〜〜んぶ適正価格と言えるんですよ。

つまり、適正価格とは、品質と価格のバランスが取れている、ということなんですね。



ひとつの商品の値段の中には、
   商品の材料費
   商品を作る費用(機械や設備など)
   商品を売る為の費用(店舗や宣伝広告など)
   商品を作る人の人件費(給料)
   会社の儲け(利益)
おおまかに、この5つの要素が入っています。

この5つの要素は、どれひとつとして無くすわけにはいきません。

どういうことかと言うと・・・・・
      材料の質を大幅に低下させて、値段が安いだけの商品を作ったとしても、
      これは、適正価格とは呼べません。 この商品は単なる「安物」と言えます。

      商品を作る工程を大幅に省いて、雑で壊れやすい商品を作ったら、
      これは、いくら安くても適正価格ではなく「粗悪品」になります。


こんな体験はありませんか?
      「とっても安い商品を見つけて購入したけど、すぐに壊れてしまった。
       まあ、安かったし、仕方ないか〜」

例えば100均の商品であれば、これでも許せるかもしれませんが、
これが庭工事ということになると、そういう訳にはいきません。


さて、そろそろ結論に移りましょう。

結局、【適正価格】って、何なの??

それは・・・・・

   良い材料を使い、しっかりと製作し、作った会社にもちゃんと利益が残り、
   お客様に欲しいと思ってもらい、
   「この商品になら、この金額を出してもいいな」と思ってもらう。
   それらを全てクリアした価格を【適正価格】と呼ぶのではないでしょうか?


なので、
「当社は、適正価格でご提案しています。」という会社の場合は、
   ↓
「当社は、お客様に「この商品になら、この金額を出してもいいな。」と思ってもらえる値段で売っています。」
ということなのです。


●最後に豆知識
 一般的に「適正価格」とうたってある商品は、簡単に言うと「ボッタクリではありません」
 と言う意味で使われていることが多いように感じます。
 適正価格かどうかを決めるのは会社ではなくお客様ですから、しっかりと見極めてください。


長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
ぜひ、安物なのに価格が高い粗悪品に騙されないように、良い物を適正価格で手に入れてくださいね。