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ガーデニングが大好きな奥様が、思う存分楽しめる庭をご希望だったO様

それと同時に、数年前の大地震で傷んだ箇所の修繕や、カーポートの設置など
庭全体の整備をご検討されていました。

広い敷地を、どのようにエリア分けするかが最大のポイントでしたが、
中でも薔薇をたくさん育てたいとのご要望から、主役は薔薇に決定。
薔薇を中心としたイングリッシュナチュラルなガーデンのご提案をいたしました。







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現状は、隣地との境界もはっきりしない状態。
これでは、ガーデンを整備することはできないので、
まずは隣地境界ブロックと、庭土敷き均しから始めます。




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境界ブロックを積んで、サラサラの山砂を敷き均した状態。

ガーデニングを楽しむために最も大事なのは【 土 】です!(断言します)
土さえちゃんと作ってしまえば、どんな植物でもうまく育つんです。

それにしても、境界ブロックを積んだだけでかなりスッキリとした印象になりました。




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大地震で壊れていた玄関ポーチを解体。
しっかりと骨組みから作り直し、生まれ変わります。

作業中は、今までの階段が使えなくなるため、
仮設階段を設置します。
できるだけお客様にご不便をおかけしないための配慮です。




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カーポートが設置されました。
もちろん積雪地対応型のカーポートです。

お客様のご要望で、屋根が延長されたタイプが設置されました。
車が停まっている状況でも、来客が歩きやすいようにということと、
いざという時には、臨時駐車場としても使えるようにです。

家の前にカーポートが建つと、見た目の安定感が増しますね。




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カーポート内部のコンクリート床面です。

施主様が持っておられたみかげ石の大平板を、新しいアプローチ材として
再利用いたしました。
思い出の資材を捨ててしまうのではなく、有効活用するのも大切な庭づくりの一環です。




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アーチやパーゴラも設置され、園路もできあがりました。
広いお庭を散歩感覚で歩けるように、素材を変えたり、幅を変えたりしながら
園路そのものに変化を付けています。

すぐにでも植物を植えたくなりますが、まだまだですよ。
ここからが土づくりの大事な作業になります。




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真っ黒い謎の土・・・

これが土づくりの命。
有機バーク堆肥です。
しかも地元柏崎で製造されたもの。品質も安心です。

バーク堆肥を使う業者さんは多いですが、これほどの量をしっかりすき込んでくれるところは
たぶん少ないと思います。
バーク堆肥は、肥料ではなく土壌改良材です。
水はけを良くし、肥料もちを良くし、有効微生物を繁殖させてくれるので、
1年後、2年後にはっきりとした差が出てきます。

フォーシーズンのこだわりポイントです。




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カーポート内部から庭を見たところ。

植物も仮置きされ、雰囲気も良くなりました。




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植物が入ると、庭に命が吹き込まれたみたいに感じますね。

自然素材と植物を使った庭は、完成直後が一番寂しい状態で、
ここから年月が経つほどに味わいや雰囲気が増してきます。
まさに、庭は生き物、育つものです。




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庭の特等席には、サークルレンガに植えられたシンルツリーが。
今は3m程度ですが、毎年成長し、名実ともにこの庭のシンボルに育ってくれるはずです。




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玄関ポーチと階段も完成しました。

十分な幅があり、手すりも付いて安全に歩くことができそうです。

部分的な補修ではなく、骨組みから作り直したことが良かったと思います。




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最後に、古くなった縁側のデッキを作り直して完了。

ハードウッドと呼ばれる高耐久の木材を使用していますので、
ローメンテナンスで、いつまでもお使いいただけます。

庭の花を眺めながら、このデッキでご夫婦仲良くティータイムを
楽しんでもらえたら嬉しいです。