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外構工事において、境界線というものは必ず意識させられるポイントです。
新しく造成した住宅地などでは、そんなに大きなトラブルは起きませんが、既に隣家がある場合など、特にこの「境界」というものをシビアに考える必要があります。

私たちはお客様に、できることなら3cmほど境界より内側にブロックを積むようアドバイスしています。
つまり、境界杭の内側に合わせてブロックを積むということです。
「そんなの、敷地がもったいない!」と言われることもあります。
もちろん、無理にとは言いませんが、後々境界線のトラブルを起こさないためのひとつの手段だと思います。

境界線を巡ってのトラブルの例をいくつかご紹介します。





・ブロック塀や土間コンクリートが境界線をはみ出ている
        これはそもそも問題外です。はみ出てはいけませんね。

・ブロック塀ははみ出ていないが、土の中の基礎部分がはみ出ている。
        これが一番多いです。(というか、ほとんどです)

・塀も基礎もはみ出ていないが、工事中の杭や型枠などが一時的に隣地に出ていた。
        これもよくありますね。ぎりぎりまで施工するには、やはりお隣りを少しの間だけ借りることも必要になります。

・土間コンクリートを境界ギリギリまで施工したため、雨が降ると雨水が全て隣地に流れていってしまう。
        誰しも、余計な水は自分の土地に入って来て欲しくはないですから。


こんな感じで、数えたらキリがないほど境界線上ではトラブルが起きやすくなります。
それを未然に防いで、ご近所さんとの関係を保つためにも、境界については何度も確認しながら十分に検討する必要がありそうですね。


上の写真は、当店の施工予定現場の測量に行った時のものですが、お隣様の土間コンクリートの型枠と杭が、見事なまでにこちら側にはみ出ているのがわかります(笑)
いえいえ、笑いごとではありません。
たとえこんな事でも、とても大きな問題に発展することも考えられますから、事前に一声かけるなどの心遣いが必要です。